テグレトールの抗てんかん作用と副作用

テグレトールはてんかん発作の予防、躁うつ病の治療、神経痛に対する痛み止めなどに使われる錠剤です。テグレトールは脳の神経に作用して興奮を抑制することでてんかんの発作を予防します。私たちの神経細胞にはナトリウムチャネルというナトリウムという物質を通過させるためのトンネルのようなものが存在しています。神経細胞はしかるべき刺激を受けると普段は閉じているナトリウムチャネルが開き、マイナスに帯電している細胞内にプラスに帯電しているナトリウムが流入することによって細胞は興奮する仕組みになっています。しかし、てんかん患者は唐突に刺激が発生しナトリウムチャネルが開いてしまうことがあるため細胞が突然興奮してんかんの発作を起こしてしまうのです。テグレトールはこのナトリウムチャネルの機能を抑制する効果があり、刺激が発生しても細胞内にナトリウムが流入しにくくなるため興奮が起こりにくくなります。よって、てんかんの発作を予防することができるのです。
テグレトールによる副作用として眠気、ふらつき、倦怠感、発疹、頭痛、口渇など様々な症状がみられることがあります。これらの症状が強くあらわれたときはすぐに医師、薬剤師に相談してください。ほとんど起こることはありませんが重大な副作用として急性腎不全やアナフィラキシーも生じ得るので、薬を服用して少しでも異常があればすぐに服用をやめてください。またテグレトールに限らずてんかんの薬は服用する期間が厳密に決められていて自分の勝手な判断で服用をやめることは大変危険です。急薬の服用をやめた反動で重度のてんかんの発作が起こることがあるので必ず医師、薬剤師の指示通りに薬を服用しましょう。

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